わたしたちは、水、ジャガイモや米、肉、魚その他いろいろなものを体内に取り込んで生きている。食物は、地球の空気や太陽光や水を糧として成長する。ヒトは、それらを食べて生きている。そうすると、ヒトは、地球の環境にある海や水や日光、土の栄養分を体内に取り込んで生きていると考えられないだろうか。
魚についていえば、スーパーで売られているのは、サンマやイワシなどを除けば、切り身で売られているのが一般的である。切り身で売られている魚はスーパーで生産されているような錯覚さえ、真実味を帯びてくる。切り身で売られている魚がどこで捕れてどんな形なのか、わからないこともしばしばである。
しかし、魚は、海で生まれ、海で大きくなる。海をその体内に取り込んで大きくなるのである。ヒトは、海を体内に取り込んだ魚を食べた瞬間、海を体内に取り込むのである。
昨今までの進化論が正しければ、生物が進化の途上で、海から陸へ上がったときに、海の要素を背骨に取り込み、。脊椎動物が自らの内部に海を必要としたのか、それとも、海という不可思議な存在が脊椎動物に自らの痕跡を残したいという「意思」を有していたのか。
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