人間には閑暇が必要なのである。

自分に満足することは果たして否定すべきことだろうか。

満足することで自分の成長は止まってしまうという考え方がある。果たしてそうだろうか。成長が達成感や幸福感をもたらすことを否定はしない。そもそも、成長することが善であることすら、本当にそうだろうか。

 ここで、少し立ち止まって考えてみよう。次から次へと自分を成長させようとする人は、達成感を味わうこともなく目標を追う。満たされたという心の栄養を補給をする機会を逃してはいないだろうか。栄養がなければ疲れてしまう。

 達成感は、ある程度時間をかけて咀嚼して味わうのがいい。それが栄養になり新たなる目標に立ち向かうエネルギーとなるのである。 達成感は、幸福感の源である。

 ストイックであることは各人の自由だが、ストイックも度を過ぎると悲壮感すら醸し出す。人間には閑暇が必要なのである。とはいっても私がこのことを実践できているかどいか自信がない。

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